2024年7月 5日
【交換留学】サラゴサ大学(スペイン)留学レポート
イスパニア学科 4年
留学先?留学期間
留学先:サラゴサ大学(スペイン)
留学期間:2022年9月~2023年6月
留学制度:交換留学
サラゴサ大学を選んだ理由を教えてください。
交換留学提携校のうち、唯一語学コースへの留学であったサラゴサ大学に決めました。スペイン語学への理解を深めるとともに、同大学の日本語クラスに会話助手として参加することでスペイン人と交流し、日々の授業で様々な国からのクラスメイトと学ぶことでスペイン以外の世界にも触れたいと考えたためです。
留学先の雰囲気はどうでしたか?
サラゴサの知名度は日本ではあまり高くありませんが、スペイン第四の都市で、治安が良く住み心地のよい街です。観光地化されていないため、スペインにどっぷりと浸かって勉強に打ち込みたい人には理想的な環境です。日本への関心が高く、折り紙博物館や公園に植えられた桜などからもその一面を垣間見ることができます。
留学先でどんな授業を受けましたか?
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毎週月曜日から金曜日まで、スペイン語に関する授業を通して、会話力や作文力、長文読解力などを鍛えます。基本的には指定の教科書に基づいて授業が進められますが、時には個人発表や討論を行うこともあります。授業はスペイン語のみで行われるので、最初は慣れず苦労しましたが、徐々にそれが快適になっていきました。
留学先での一番の思い出は何ですか?
様々な人との繋がりができたことです。ホストファミリーには何から何までお世話になり、旅行にも幾度となく連れて行ってくれました。大学で出会った人々はみな親切で、共に旅をしたり、今も連絡を取り合う仲の友人もできました。また世界中に友人ができたため、彼らの元を訪ねて再会するのが人生の目標の一つになりました。
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留学前の準備スケジュールについて教えてください。
3月頃にサラゴサ大学への出願を済ませた後、すぐに留学ビザの取得に取り掛かりました。警察本部や病院、東京の大使館に行く必要があったので申請までに2カ月ほど要しました。現地の保険会社との契約には苦労したのを覚えています。スペイン語力強化のため、DELE対策の授業を受講したり、語彙を詰め込んだりしました。
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留学の際に日本から持っていくと良いものを教えてください。
定番で必須のものといえば電圧変換器とソケット変換プラグです。現地の友人やお世話になる人向けに、日本の土産物や食べ物を持っていくのもおすすめです。盗難に遭う可能性を考慮して、スマートフォンを身体に固定する用の紐も持参しました。加えて財布を入れて隠して持ち歩ける小型のバッグは出掛ける際に重宝しました。
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留学を経て学んだことや、身に付いた力などを教えてください。
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社交性と挑戦する力が身に付いたと感じます。留学中に他クラスの学生にも積極的に話しかけにいき出掛けたりと、友人との繋がりを大切にしていました。この過程で社交性が鍛えられ、自尊心も多少上がったように思います。また興味のある活動に積極的に参加し、様々な場所へ旅行をした結果、挑戦するための度胸が付きました。
神戸市外国語大学を選んだ理由は何ですか?
高校生の頃に、外国語を通じて、より多くの情報に触れられることやそれらを通して価値観が広げられることに気づきました。使える外国語が多いほど、より多くの世界に触れられるため、外国語大学という環境でたくさんの外国語を学びたいと思いました。なかでも神戸市外大は少数精鋭で先生との距離感が近い印象がありました。
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受験生へメッセージをお願いします!
私の人生において一番辛い時期は受験期でした。皆さんが大きな不安に苛まれ、時に暗い気持ちになるのは自然なことだと思います。ですが、今の時期は、知力の礎となり未来に繋がる大きな財産になります。周囲の人とも頼り合いながら、今の自分に自信を持ってみてください。大丈夫、目標を持って取り組めば道は必ず開けます。
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