【1】成績評価基準の基本方針

成績評価基準について、基本方針を次のとおりとする。

1.授業の合否判断基準

ディプロマ?ポリシー及びカリキュラム?ポリシーに則した到達目標、成績評価方法をシラバス等で学生に周知し、その到達目標を達成したか否かにより、授業の合否を決定する。

区 分 基 準
合格 到達目標に達している。
不可 到達目標に達していない。

2.授業の成績評価基準

(1)成績評価基準

  • 全学共通科目、学科基礎科目、コース科目などの語学教育以外の各授業の成績評価において、相対評価の視点を加味することとし、評価「5」に相当する得点をつける学生の割合に上限キャップを設ける。ただし、研究指導、卒業論文については対象外とし、各授業の性質に応じて成績評価を行う。
  • 語学教育(専攻語学?兼修語学)の授業において、得点区分の上限割合等は設けず絶対評価により成績評価を行う。

(2)評価「5」に相当する得点区分の上限割合

全学共通科目、学科基礎科目、コース科目などの語学教育以外の各授業の成績評価において、次のとおり得点区分の上限割合を設定する。

得点区分 評価 上限割合
90点 ~ 100点 5 合格者の10%以内
80点 ~ 100点 5 合格者の50%以内

(3)相対評価の視点を加味し、評価「5」に相当する得点区分の上限割合を適用する授業規模

全学共通科目?学科基礎科目?コース科目など、語学教育以外の各授業のうち、履修人数 30 人以上の各授業に適用する。語学教育以外の適用対象外の授業については、各授業の性質に応じて成績評価を行う。ただし、学部?第2部のそれぞれの範囲において、同一教員が語学教育以外の、同一「科目名」(≠授業名)で同一講義内容の授業 を複数担当しており、それらの授業間で履修人数が30人以上か否かが異なるときに、それぞれの授業の成績評価にあたって得点区分の上限割合を適用するか否かは教員の判断に委ねる。学部第2部間で科目名が同一のものは、前述の同一「科目名」の授業とは扱わないものとする。

【2】成績評価基準について

(1)原則として試験等で評価のうえ、学則及び履修規程に定められた所定の単位が与えられます。詳細は各科目により異なりますので各科目のシラバスに記載の「評価の方法?基準」を参照してください。

(2)成績の評価及びその表示(履修規程第5条以下に定める)
授業科目の評点は100点をもって満点とし、60点以上を合格として単位を与える。
合格した科目の評価は、80点~100点を評価5とし、70点~79点を評価4とし、60点~69点を評価3とします。

(3)学科専攻語学、兼修語学及び「スポーツ方法1」「スポーツ方法2」については、科目ごとにその全授業時数の2分の1以上出席しなければ単位を与えられません。(履修規程第14条他)

ただし上記は最低条件であり、それ以外の科目を含め個々の授業での出席条件については、各科目のシラバスもしくは授業での教員からの指示を確認してください。

(4)GPAは、原則として全科目を対象とします。ただし、単位を認定された科目(他大学での履修、海外留学、転部等の理由は問わない)は、対象に含めません。

本学でのGPA計算式は以下のとおりです。

【GPの算出方法】

 GP =(評価点 - 55)/ 10 (評価点<60点のときGP=0)

 [例:評価点が80点のときGP=2.5、評価点60点のときGP=0.5]

【GPAの算出方法】

 GPA = Σ(各科目のGP×その科目の単位数)/総単位数     

※小数第3位を四捨五入
※ただし、2016年度以前の入学生は「不可」は、総単位数に含めません。

【上書き制度】
専攻ロシア語?中国語?イスパニア語のⅠ?Ⅱ階程の一括認定科目については、上書き制度が認められます。不可となった授業科目を次年度以降に再度履修して単位が修得できた場合、不可であった成績に上書きすることができます。ただし、不正行為などの理由により不可となった場合、上書き制度は適用されません。

【複数回認定科目】
複数回認定科目も、通常の科目と同様に各回個別にGPA対象とします。なお、複数回認定科目について、新しい成績を以前に修得した同名の科目の成績に上書きすることはできません。

【休学者について】
年度途中に休学した学生については、通年科目及び休学期間中の半期科目の履修登録を削除するため、不可とはならずGPAには影響しません。
ただし、通年科目に関して成績通算を利用する場合は、復学後の成績評価に休学前の前期成績が影響します。

【注意事項】
?分母の総単位数には不可となった科目の単位数が含まれるため、成績が不可となった授業科目があると、分母が大きくなる分だけGPAが低くなります。これを防ぐために、履修中止制度を利用しましょう。
?評価点は学生には公表されないため、学生自身でGPA計算はできません。

【3】進級要件

本学では、4年生を除く全学年、全学生を対象に後期試験終了時に進級判定行います。その要件は各学科の専攻語学の成績をもとに以下の基準で決定します。

(1)英米学科(履修規程第10条第2項以下に定める)

  • (専攻語学)I,II,III及びIVの階程を順次履修し、I,II及びIIIの階程ではそれぞれ12単位、IVの階程では8単位を履修するものとする。
  • Iの階程は半期科目に1単位、通年科目に2単位を与え、IIの階程では通年科目に2単位を与え、III及びIVの階程は半期科目に2単位、通年科目に4単位を与える。
  • I階程の科目のうち8単位を取得すればII階程に進むことができる。
  • I階程の全科目の単位を取得した上で、II階程の科目のうち8単位を取得すればIII階程に進むことができる。
  • II階程の全科目の単位を取得した上で、III階程の科目のうち8単位を取得すればIV階程に進むことができる。
  • I,II,III及びIVの階程で単位を取得できなかった科目があるときは、その科目を次年度に再び履修して単位を取得しなければならない。II階程に進級できなかった者は、単位を取得できなかったI階程の科目に加えてII階程の科目を、また、IV階程に進級できなかった者は、単位を取得できなかったIII階程の科目に加えてIV階程の科目を、それぞれ履修することができる。ただし、各年度において取得できる単位の合計は12単位を超えることができない。

(2)ロシア?中国?イスパニア学科(履修規程第11条第2項以下に定める)

  • (専攻語学)I,II,III及びIVの階程を順次履修するものとする。
  • I階程の6科目全てを取得すればII階程に、II階程の6科目全てを取得すればIII階程に進むことができる。
  • III階程の科目のうち4科目(8単位)以上の科目を修得すればIV階程に進むことができる。
  • I及びIIの階程は各階程ごとに一括して12単位を与え、III及びIVの階程は各科目に細別して、科目ごとに2単位を与える。
  • I,II,III及びIVの階程で単位を取得できなかった科目があるときは、その科目を次年度に再び履修して単位を取得しなければならない。IV階程に進級できなかった者は、単位を取得できなかったIII階程の科目に加えてIV階程の科目を、それぞれ履修することができる。ただし、各年度において取得できる単位の合計は12単位を超えることができない。

附則
この規程は、2013年4月1日から施行する。

(3)国際関係学科(履修規程第12条第2項以下に定める)

  • (専攻語学)I,II,III及びIVの階程を順次履修するものとする。
  • I階程の科目のうち3科目の単位を取得すればII階程に進むことができる。
  • I階程の全科目の単位を取得した上で、II階程の科目のうち3科目の単位を取得すればIII階程に進むことができる。
  • III階程に進んだ翌年度にIV階程に進むことができる。
  • 各階程は各科目に細別して、科目ごとに2単位を与える。
  • I,II,III及びIVの階程で単位を取得できなかった科目があるときは、その科目を次年度に再び履修して単位を取得しなければならない。

(4)第2部英米学科(第2部履修規程第10条第2項以下に定める)

  • (専攻語学)I,II,III及びIVの階程を順次履修し、I及びIIの階程ではそれぞれ10単位、III階程では12単位、IV階程では8単位を履修するものとする。
  • Iの階程は半期科目に1単位、通年科目に2単位を与え、IIの階程では通年単位に2単位を与え、III及びIVの階程は半期科目に2単位、通年科目4単位を与える。
  • I階程の科目のうち6単位を取得すればII階程に進むことができる。
  • I階程の全科目の単位を取得した上で、II階程の科目のうち6単位を取得すればIII階程に進むことができる。
  • II階程の全科目の単位を取得した上で、III階程の科目うち8単位を取得すればIV階程に進むことができる。
  • I,II,III及びIVの階程で単位を取得できなかった科目があるときは、その科目を次年度に再び履修して単位を取得しなければならない。II階程に進級できなかった者は、単位を取得できなかったI階程の科目に加えてII階程の科目を、また、IV階程に進級できなかった者は、単位を取得できなかったIII階程の科目に加えてIV階程の科目を、それぞれ履修することができる。ただし、各年度において取得できる単位の合計は、I及びII階程においては10単位、III及びIV階程においては12単位を超えることができない。

附則
この規程は、2013年4月1日から施行する。

【4】卒業認定の基準について

(1)本学を卒業するためには少なくとも4年間在学し、各学科ごとに定める下記の分野の授業科目について必要単位を修得しなければなりません?

(i)新カリキュラム(2021年度以降の入学生に適用)

(単位)
学科
分野 学部英米?ロシア?
中国?イスパニア
国際関係 第2部英米
専攻語学 44 24 40
兼修語学(必修語学) 8 8 8
学科基礎科目 12 8 12
全学共通科目 ※1 16 12 12
コース科目 20 主 28
副 20
20
研究指導?卒業論文 ※2 16 16 16
自由選択単位 8 8 16
卒業必要単位数 124 124 124

(ii)旧カリキュラム(2020年度以前の入学生に適用)

(単位)
学科
分野 学部英米?ロシア?
中国?イスパニア
国際関係 第2部英米
専攻語学 44 24 40
兼修語学(必修語学) 8 8 8
学科基礎科目 12 12 12
国際関係学科専門科目 40
全学共通科目 ※1 16 16 12
コース科目 20 20
研究指導/卒業論文指導?卒業論文※2 16 16 16
自由選択単位 8 8 16
卒業必要単位数 124 124 124

注意事項

  1. 全学共通科目は、人文、社会科学、自然?人間科学領域からそれぞれ少なくとも1科目を履修しなければなりません。
  2. 2009~2020年度入学の国際関係学科以外の学生で卒業論文を書かない場合は、所属するコース科目からさらに8単位履修しなければなりません。

(2)本学では「単位」については以下のとおり定めています。
単位とは、学修量を示す基準であり、1年の学修期間は15週又は、30週が基準です?それに加え、半期に一度の定期試験を設けています。各授業科目ごとに定められた単位を修得し、学則に定められた単位数を修得すれば卒業の資格が与えられます?

専攻語学?兼修語学 毎週1回30週の授業で2単位
講義科目(通年科目) 毎週1回30週の授業で4単位
講義科目(前期?後期科目) 毎週1回15週の授業で2単位
教育実習(事前?事後指導を含む) 2週間の実習+事前?事後学習で3単位
3週間の実習+事前?事後学習で5単位

※上記の表に定期試験は含めていません。

注意事項

  • 学部?第2部英米学科1年の専攻英語の発音?文法はそれぞれ毎週1回15週の授業と半期に一度の定期試験で1単位。
  • 学部?第2部英米学科3?4年の専攻英語は毎週1回30週の授業と半期に一度の定期試験で4単位。